NEWS

ラボニュース

【せんだんの丘 土井施設長】
Management Rules〈4/4〉

【せんだんの丘 土井施設長】Management Rules〈4/4〉

新たな取り組みと今後の展望

次のテーマはICTについてです。せんだんの丘様でどのような取り組みをされているのか、教えてください。

自前で投資する、補助金を利用する、やり方はいろいろありますが、今はまだまだ補助金を利用できるので、積極的に行っていくべきだと思っています。自前で投資するというのにも限界がありますし、国が積極的に導入しましょうって方針を打ち出しているわけですから、これを有効に使って施設に設備投資した方がいいでしょうね。せんだんの丘だと、具体的にはセンサー付きベッドや職員のインカム、これらは補助金を申請して導入したものになります。センサー付きベッドだとおよそ半額は補助になりますからね。100台のうち50台は入れ替えを行いました。ロボットやICT、こういったものを活用して介護現場の生産性向上を目指そう、というのが国の方針の主旨だとは思いますが、なかなか結果が出ているのか、判断は難しいところだと思います。

なかなか数値化するというのが難しいのかもしれませんね。

しかもこういう機器を導入したばかりのときは、現場からネガティブな声が多かったりします。例えばセンサー付きベッドだと、ちょっとしたことでアラームが鳴って、必要じゃない場面で呼び出されたりしてね。職員もそれに振り回されますからね。こういったことは時が解決してくれるんだけど、大事なことは、そこから吸い上げられるデータをどう活用するのか、使用する側のスキルを高めていく必要があるということですね。方向性を持った上で活用して、トライ&エラーを繰り返して、ある程度データが蓄積されれば、さらに活用のレベルが習熟していくと思います。
もう1つのインカムについては、導入当初からうまくいった事例になります。例えばある1つのお部屋の中で転倒事故が起きそうになった時、まさに「危ない!」って状況になった時、インカムを装備しているとリアルタイムで情報がやり取りできる。最初は1人の担当者が対応することになるけど、これを聞いている他の職員も必ずいるので。誰かが来てくれる、と想定がつくと、最初の担当者も落ち着いて対応ができる。こういった心理的な安心感もありますからね。わざわざ廊下に出て「助けて!」って大きな声を出す必要もないですから、非常にメリットを感じています。ただ自動で、とか、データ化される、とかだけではダメで、そこに人間がどのように介在するのか、ICTは使う側のスキルというものが試される、そう感じていますね。