林 正氏コラム〈3/3〉

林 正(はやし ただし)氏

合同会社キャリアワークス 代表
一般財団法人介護インコンソーシアムベトナム 理事

特別養護老人ホーム相談員歴30年、施設、地域ケアマネジメントにあたる。介護保険制度施行時より介護支援専門員研修講師。東京都、神奈川県の介護支援専門員専門Ⅰ、Ⅱ研修講師。2023年8月専門職のキャリアと人生サポート、研修、教育施設運営コンサルティング、居宅支援事業等を行う合同会社「キャリアワークス」を設立。2024年5月に特定技能外国人受け入れ紹介事業等を行う、介護インコンソーシアムベトナムの理事に就任。

介護報酬加算、運営基準等の研修を実施し、加算、運営基準解釈のエキスパートとして、多くの法人運営をサポートしている。

5. 介護の専門職として更に質の高いケアをするための情報

　介護を見える化するための情報を整理すると、皆さんが日常的にしている介護をどのように記録するかという事により「活かされる情報」にできるかを解説してきましたが、今まで記録に求められてきた「主観的情報」、「客観的情報」の使い分けを行うことは忙しい介護現場においてあまり現実的ではありません。まして、外国人等の介護職員に対し記録方法を指導する場面において、説明が難しく、なかなか記録ができるようになるまで指導するには時間を要する事となります。