第7回施設経営者インタビュー清雅苑 野尻晋一氏
生産性向上を含め、新しいことにチャレンジする文化
さまざまなICT機器やデータベース、AIなどのお話しを伺いましたが、現場への定着でご苦労はされませんでしたか?
確かにこういった機器やシステムは、現場に十分に浸透していないと業務改善には繋がりませんが、そこは十分に考慮して進めました。機器やシステムを導入したのに、運用ルールがないと活用方法が属人化してしまって効果的なノウハウが組織全体に共有されなかったり、最悪の場合、使われなかったり、そういうリスクを想定し、生産性向上のための委員会、スマートリハケア委員会というものを設置しました。
組織横断的な委員会活動ですね。
まずこの委員会では、目的を握り合うところからスタートしました。介護業務を効率化する、その結果、サービスの質向上につなげる、この2つの目的です。