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【本間久恵氏コラム】
オーラルフレイルを知ろう
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【本間久恵氏コラム】オーラルフレイルを知ろう〈1/3〉

本間 久恵氏コラム〈1/3〉

本間 久恵(ほんま ひさえ)

地域口腔サポート歯ブラシとスプーン代表
歯科衛生士

介護支援専門員、介護予防指導士、福祉用具専門相談員の資格を保有。
1984年に歯科衛生士免許を取得後、歯科診療所、保健福祉センター、居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、重度心身障害児者通所施設勤務を経て、2010年より訪問歯科診療に従事。在宅への訪問口腔衛生指導、居宅療養管理指導実績は1万回以上。2019年6月より現職。

地域密着型フリーランス歯科衛生士として活躍中。

その1 咀嚼(そしゃく)機能低下

<咀嚼とは>

私たちは食べ物を、前歯でかじり取ったり、指やお箸やスプーンなどでお口の中へ運び、運ばれた食べ物は、上下の臼歯(奥歯)で挟まれ、何度も噛んで小さく砕かれ、ごつごつした臼歯の咬合面の凹凸によって臼で挽くようにすりつぶされます。同時に唾液と食べ物が混ぜ合わされ、ひとかたまりのお粥やおじやのような状態になります。このようにひとまとまりになった食物を食塊(しょくかい)といい、ポリポリ→ゴリゴリ→ジャリジャリ→モグモグ…と、のみこみやすいようにする行為を食塊形成(しょくかいけいせい)といいます。
ガムを噛んでいると、どんどん唾液が出てガムが柔らかくなり、お口の中でまるで指で丸めたような形になることは皆さん経験したことがあるのではないでしょうか?