NEWS

ラボニュース

介護施設の夜勤、約半数が「休憩取れない」NCCU調査「対応に追われる」など多数

介護施設の夜勤、約半数が「休憩取れない」NCCU調査「対応に追われる」など多数

介護施設の夜勤、約半数が「休憩取れない」 NCCU調査 「対応に追われる」など多数

《 NCCUの会見|8月30日撮影 》

全国の介護職でつくる労働組合「UAゼンセン日本介護クラフトユニオン(NCCU)」は30日、今年度の「就業意識実態調査」の結果を公表した。【Joint編集部】

夜勤シフトのある介護職に「夜間・深夜の休憩は取れているか」と聞いたところ、次の表の答えが返ってきた。月給制で働く人の4割超が、時給制で働く人の5割超が「取れていない」。夜勤時間は月給制・時給制ともに「16時間以上」が8割超だった。

休憩を取れない理由では、
◯ 1人のため職場から離れられない
◯ 利用者の対応に追われてしまう
◯ 事務処理をしなければならないが特に目立っていた。

NCCUの村上久美子副会長は会見で、「夜勤の負担は重く、休憩が取れないと心身状態への影響も大きくなる」と指摘。「夜勤の人員配置基準を緩和しても大丈夫ではないか、という意見も出ているが、休憩もなかなか取れない状況で現実的に可能なのか」と問題を提起した。
この調査は、NCCUが組合員を対象として今年3月から4月に行ったもの。月給制の4232人、時給制の1778人、計6010人の介護職の回答を集計している。
結果ではこのほか、退勤から次の出勤までのインターバルがこれまでで最も短かった時間も明らかにされている。月給制の人の14.6%が「9時間未満」と回答。時給制の人も8.0%が「9時間未満」と答えており、十分な休息が取れないケースもある実態が改めて浮き彫りになっている。

精神的にも重い負担 「不安」「緊張する」などの回答多数

「夜間・深夜の勤務時に何を感じるか」との質問に対し、月給制で働く介護職と時給制で働く介護職がそれぞれ複数回答で答えている。そこから読み取れるのは、夜勤の負担が身体的なものだけにとどまらない実情だ。
主な回答をグラフにまとめた。「体力的にきつい」と同じように、「不安」や「緊張する」なども多いことが分かる。特に時給制の介護職では、「不安」や「緊張」が「体力的にきつい」を上回っていた。

この調査は、NCCUが組合員を対象として今年3月から4月に実施したもの。月給制・時給制の介護職6010人の回答を集計している。「安心・安全の夜勤のためにどんな対策が必要か」との質問への答えは、月給制も時給制も同様の傾向だった。最も多かったのは「人数を増やす」。このほか、「休憩時間をきちんと取れるようにする」「次の日の休みをきちんと取れるようにする」「緊急時の体制を整える」などの回答が目立っていた。また「ロボットやICTなどを活用する」を選んだ人もいた。

介護ニュースJoint提供
介護施設の夜勤、約半数が「休憩取れない」 NCCU調査 「対応に追われる」など多数(掲載日:2023年8月31日)
介護施設の夜勤、精神的にも重い負担 「不安」「緊張する」などの回答多数=NCCU調査(掲載日:2023年9月4日)
※記事統合のため冒頭部分を一部削除して掲載しています。