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【河端 みのり氏コラム】
人材育成は共育そのもの〈1/3〉

【河端 みのり氏コラム】人材育成は共育そのもの〈1/3〉

河端 みのり氏コラム〈1/3〉

河端 みのり(こうば みのり)

NORI’S 代表
日本看護協会 認定看護管理者
星槎大学大学院客員研究員

卒業後急性期領域・腎移植領域で16年余りの臨床経験を積み、その後看護基礎教育で専任教員を経験。再度臨床に戻り教育専従師長、看護副部長、看護部長を歴任。小規模医療施設・非急性期医療施設の教育改革を専門とする。
2020年9月NORI’Sを立ち上げる。

「NORI’S THE NURSES 」では、小規模医療施設の臨床看護教育・看護の質向上を目指して取り組んでいる。

看護師の自律をテーマに「NURSE PRIDE PROJECT」を展開している。

看護師の人生を預かる重み

全国には数えきれないほどの医療施設が存在します。縁あって、活躍の場に同じ医療施設を選び、同じ部署に配属された者同志は奇跡の出会いです。入職の時期は違っても、何かに惹かれ引き寄せられた仲間であることに違いは無いでしょう。組織理念のもと、同じ目標に向かって、切磋琢磨し合う、そこには必ず共育が存在します。
先輩看護師が後輩の育成に力を注ぐことは当たり前のことであると、看護師の倫理綱領第8条「看護職は常に個人の責任として、継続学習による能力の開発・維持・向上に努める」の中でも、『自己の能力の開発・維持・向上のみならず、質の高い看護の提供を保障するために後進の育成に努めることも看護職の責務である』と述べられています。これは新人看護師に対しても、既卒中途入職者に対しても言えることです。また先輩が後輩の対応や人となりから学ぶこともあるでしょう。