杉浦永子氏コラム〈3/3〉

- 杉浦永子(すぎうらながこ)氏
第一印象研究所 代表 笑顔3割増しコンサルタント
「笑顔3割増しをモットーに」 客室乗務員、介護職の経験を活かし2006年からマナー&コミュニケーション研修講師として活動しています。心からの笑顔に惹かれ11年前にアンガーマネジメントに出あいました。日本アンガーマネジメント協会東北支部の立ち上げから関わり「怒りの連鎖を断ち切ろう」日本アンガーマネジメント協会の理念に賛同し普及活動をしています。
日本アンガーマネジメント協会 アンガーマネジメントコンサルタント
3.怒りのコントロール、直ぐにできること(実践編)
ここまでは怒りについて基礎知識や正体、メカニズムなどをお伝えしました。
今回は最終回で直ぐにできることをお伝えします。
日常の中で3秒ルールとお聞きになった方もいらっしゃるかもしれませんが、怒りの感情と上手につき合うためには、6秒ルールがお勧めです。

私たちは生きていればイラっとしたり、カッとしたりするときがあります。そのようなときにやってはいけないことが「反射」、「売り言葉に買い言葉」です。
反射的に言うと、「後悔」に繋がります。
最近では、「杉浦先生、6秒待っても怒りが消えません。」と相談を受けることもありますが、怒りが消えるわけではなく「理性」が働きます。6秒待ってから発言することで適切な行動を選択することができます。ただし、命に関わることなどは直ぐに対応・発言したほうが良いのでケースによって使い分けましょう。
私も以前、介護職をしていましたが、おむつ交換をして利用者が直ぐにテープを触られ失禁に繋がりイラっとしたことがあります。その際、ベッドの柵をみつめたりしながら一瞬やり過ごすことで反射を防いでいました。
今回は3つご紹介します。