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懐かしい映像で笑顔と会話を。
高齢者施設向けレクリエーション事業『こぞって』提供開始

懐かしい映像で笑顔と会話を。 高齢者施設向けレクリエーション事業『こぞって』提供開始

 株式会社リブドゥコーポレーション(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:宇田 知仁、以下「リブドゥ」)、関西テレビ放送株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:岡 宏幸、以下「カンテレ」)、およびアーキタイプ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:菅野 龍彦、以下「アーキタイプ」)は、高齢者の感情や記憶を優しく刺激するレクリエーション事業「こぞって」を、2025年10月1日より全国の介護施設向けに本格提供開始することをお知らせいたします。

 このたび、2025年3月31日に締結されたカンテレとリブドゥの業務提携契約に基づき、本サービス「こぞって」は、同年4月より一部の介護施設にて有償トライアルを行いました。施設入居者・現場職員の双方から高い評価をいただき、10月1日より、リブドゥの全国ネットワークとシステム基盤を活用した正式サービスの提供を開始いたします。

※カンテレとリブドゥの業務提携契約調印式(写真は2025年3月31日撮影)
※左:カンテレ 岡田 美穂氏(当時:常務取締役) 右:リブドゥ 宇田知仁(代表取締役社長執行役員)

 「こぞって」は、カンテレが保有するアーカイブ映像を活用し、昭和のニュースや街並み、音楽、生活文化などをテーマに、懐かしさや“笑顔と会話”を引き出す日替わり映像を約20分の番組として毎日配信します。また、現在カンテレで放送中の「関純子アナのゴーゴー体操」(毎週土曜 午前5時55分~6時00分)を番組内に毎日提供し、入居者の心身のリフレッシュをサポートします。入居者同士の会話や職員との自然なコミュニケーションが促され、認知機能や情緒の活性化につながることが期待されます。さらに、職員のマルチタスク業務を軽減し、現場にゆとりを生み出します。

■開発経緯

 カンテレで放送中の番組「関純子アナのゴーゴー体操」では、高齢者福祉施設での出張収録「出張ゴーゴー体操」を実施しています。関純子アナウンサーの昔話やニュースを目当てに、入居者の方々が「こぞって」集まります。1回きりのイベントにとどまらず、毎日楽しめる姿を目指して、リブドゥは入居者と職員の双方がより良い時間を過ごせる解決策を模索しました。ちょうど同時期にカンテレでも「回想法シアター」として新しい取り組みが進められており、アーキタイプも加わる形でプロジェクトは合流しました。

 「回想法シアター」とは、グループで自らの過去を語ることで記憶や感情を呼び起こす心理療法的手法です。カンテレの長年の映像資産を介護現場で活かすことで、高齢者の心を動かし、思い出を通じて温かなコミュニケーションを育む新しいケアの形になると確信しました。リブドゥとカンテレは、互いの強みである「ケア」と「放送」を掛け合わせ、「こぞって」を共同開発。実証から事業化に至るまで共創を進めてきました。

 トライアル施設からは、職員が入居者それぞれの人生背景や暮らしへの理解を深め、入居者と職員の笑顔が増えたほか、「仕事へのモチベーションが高まった」「心のゆとりができた」との声が多数寄せられています。さらに、職員のマルチタスク業務の軽減も期待されています。

 なお、本事業は、事業構想大学院大学修了生がプロジェクトリーダーを務め、社会実装にこぎつけました。
※事業構想大学院大学:2012年に設立された日本初の「事業構想」に特化した専門職大学院。社会課題や市場ニーズを起点に、新たな事業を構想・計画することを目的としており、修了者には、「事業構想修士(MPD)」の学位が与えられる。

■事業名「こぞって」

 名称については、いろいろな人が「こぞって集まってほしい」という想いが反映されています。「こぞって」の公式キャラクターは、それぞれ「こ」「ぞっ」「て」を表す口の形になっています。

■サービス特長

365日休まず、毎日楽しめる20分のレクリエーション配信
・回想映像を使用
・専用タブレット端末経由でデジタル配信
・施設ごとのお誕生日や記念日を祝える機能
・日替わり編成済みの番組形式で、現場負担なく導入可能

■サービス提供のしくみ(役割分担)

<関西テレビ放送>

高齢者の記憶を呼び起こす映像コンテンツを番組素材としてリブドゥへ提供。

<リブドゥコーポレーション>

総合プロデューサーとして、受領した素材を番組として編成し、パッケージ化。自社配信システムを通じて、日替わりで配信し、端末の設置・貸出・サポート、契約業務まで一貫して担当。

<アーキタイプ>

本事業の立ち上げにおいて、両社間の連携スキーム構築・実証設計・事業化支援を実施。大企業間の共創モデルとして戦略的な支援を行う。

■今後の展開

 「こぞって」をご活用いただくことで、入居者の笑顔が増え、職員のエンゲージメント向上や「時間と心のゆとり」の確保を目指します。今後は、産学官連携や地域ごとの文化的背景を活かしたローカライズ映像の制作などにより、さらなる価値向上と展開拡大を図ります。また、認知症の方や要介護レベルの低い方、デイサービス利用者にも楽しんでいただけるサービスを目指しています。

■リリースに伴うイベント情報

<CareTEX大阪>

概要:レクリエーション事業「こぞって」の紹介
開催日:2025年10月15日(水)~10月17日(金)
場所:インテックス大阪1・2号館(大阪市住之江区南港北1-5-102)
詳細:https://osaka.caretex.jp/

<3社合同イベント(パネルディスカッション)>

概要:カンテレ(井村)、リブドゥ(陶守)、アーキタイプ(武)によるトークセッション
開催日:2025年11月10日(月)
場所:QUINTBRIDGE(大阪市都島区東野田町4-15-82)
詳細:https://kozotte.peatix.com

<事業構想大学院大学 大阪校 体験講義&説明会>

概要:◆藤井康弘教授による「クリエイティブ発想法・入門」の体験講義
   ◆リブドゥ(陶守)による「事業構想のリアル」で「こぞって」の紹介
開催日:2025年12月8日(月)
場所:事業構想大学院大学 大阪校
  (大阪市北区大深町3ー1 グランフロント大阪 北館 タワーC 10階)
詳細:https://info.mpd.ac.jp/osaka_20251208

■関係各社について

<リブドゥコーポレーション>

 介護と治療の両域において、一人ひとりの「生きるチカラを応援する」企業として事業を展開。 介護の領域であるライフケア事業では、「リフレ」ブランドで大人用紙おむつを製造販売しており、 施設・病院向けの業務用分野において介護のプロたちから選ばれています。また、治療の領域、メディカル事業では、病院の手術室で使用される手術用キットの製造販売をしており、近年シェアを高めています。
 超高齢社会において、それぞれの重なる領域や周辺領域にもビジネスドメインを拡大しようとする取り組みもスタートしています。

<関西テレビ>

 大阪を拠点に、近畿広域圏(関西2府4県)をサービスエリアに地上波テレビ放送事業を展開。「カンテレ」の呼称で親しまれています。1958(昭和33)年の開局以来、途切れることなく地域の話題やエンターテインメントの映像コンテンツを制作してきた実績があります。膨大なアーカイブ資産や、地上波クオリティの制作ノウハウを活かし、高齢者の方々への日々の活力となるような、新機軸の映像コンテンツの創出をはかります。

<アーキタイプ株式会社>

 アーキタイプは、企業の新規事業創出・成長支援を行うインキュベーションカンパニーです。
 2006年の設立以来、累計100社超の企業を支援し、2,000件以上の事業アイデアをサポート、62件以上の事業化(PoC含む)を実現してきました。
 企業が大きく変化する外部環境に適応し、競争力を発展・拡大するための新規事業創出を、豊富な知見とハンズオン型の伴走支援で強力に推進しています。

* 「こぞって」は、株式会社リブドゥコーポレーションの登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

<サービス導入に関するお問い合わせ>(施設向け窓口)

現在、本サービスに関心をお持ちの介護施設様からのお問い合わせ・ご相談を受付中です。導入のご検討・ご質問は、下記リブドゥお問い合わせ窓口までお気軽にご連絡ください。
 株式会社リブドゥコーポレーション
  TEL:0120-662-115(代表)
  Email:kozotte@livedo.jp
 ※実機デモ・サービス詳細資料のご案内も可能です。

<報道に関するお問い合わせ>(メディア関係者様)

 ■関西テレビ放送株式会社 イノベーション推進室事業戦略部
  「回想法シアター」プロジェクトチーム
  Email:kaisou@ktv.co.jp

 ■株式会社リブドゥコーポレーション 経営企画室 広報担当
  Email:kouhou@livedo.jp

 ■アーキタイプ株式会社 問い合わせ窓口
  Email:contact@archetype.co.jp

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