介護福祉士として働くなかで、より質の高い支援を提供するためには、継続的な研修の受講が欠かせません。介護現場では専門的な知識やスキルが求められ、職員一人ひとりのスキルアップが重要です。本記事では介護福祉士のスキルアップにつながる研修を紹介します。
介護福祉士のスキルアップになる研修
介護分野には認知症ケアや医療的ケアなど多様な研修がありますが、ここでは主な4つの研修を紹介します。
認知症介護関連の研修
認知症介護に関する研修は、認知症の症状や行動心理症状への理解を深め、適切な介護方法を学ぶ目的で実施されます。利用者の心に寄り添い、安全で安心できる生活支援を行うために必要な知識の習得が可能です。
具体的には認知症介護基礎研修、認知症介護実践者研修、認知症介護実践リーダー研修などがあります。ステップアップしていくほど高度な知識や実技、マネジメント能力を得られる仕組みです。認知症介護について深く理解したい人に向いている研修といえるでしょう。
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喀痰吸引等研修
喀痰吸引等研修は、医療的ケアが必要な利用者に対して安全に吸引や経管栄養を実施できる職員を養成する研修です。介護職にとって非常に重要な医療的支援の知識とスキルを学べるため、受講後はより専門性の高い業務に関われます。
研修の内容は、喀痰吸引や経管栄養・感染予防などの知識から実技演習など多岐にわたり、利用者の命に関わる責任の大きなケアを担う上で欠かせません。スキルアップによって施設内での役割も広がり、介護チームの中核として大きく貢献できる点もメリットです。
各都道府県の登録研修機関の案内に従って申し込みください。
生活相談員(相談支援従事者研修)
生活相談員は利用者や家族の相談支援を行い、必要なサービス調整を担う職種です。研修を受講することで、制度や福祉サービスの知識を深めて介護現場と地域をつなぐ役割を果たせます。職員として利用者の気持ちを丁寧に汲み取り、安心して生活できる環境を整えるよう支援します。
研修内容には、面談の実施方法や計画書の作成、コミュニケーション方法など実践的な内容が含まれており、キャリアの幅を広げたい介護福祉士におすすめです。
各都道府県の自治体の案内に沿って、勤務事業所を通して申し込みください。
ガイドヘルパー
ガイドヘルパーは、視覚障害や全身性障害のある人の外出支援を行うための資格です。研修を通じて、安全な移動介護の方法や障害特性への理解など専門的な知識を学びます。受講後は、買い物や通院など日常生活に関わる外出の付き添いを実施でき、利用者の社会参加を支援する重要な役割を担えます。
介護施設だけでなく地域福祉や在宅支援の場でも活躍できるため、職員としてスキルアップしながら働く範囲を広げられる点が魅力です。
各都道府県や市町村が指定する「移動支援従業者養成研修」実施事業所を探して、所定の案内に基づき申し込みください。
まとめ
介護福祉士がスキルアップするためには、目的に合った研修を受講して知識やスキルを積み重ねることが大切です。現場で活かせる学びを得ることで、職員としての専門性が高まり、より質の高い介護を提供できます。継続的な研修の実施が、利用者の安心と自分の成長につながります。