「ヒヤリハット報告書を集めても対策につながらない」と悩んでいませんか。
本記事では、連載の第1回でご紹介した「リスクマネジメントの実践方法」に沿って、ヒヤリハット事例をもとに解説します。4つのシーンから学ぶ具体的な対策を知り、現場の安全管理にお役立ていただけると幸いです。
介護のヒヤリハット事例をもとにリスクマネジメントを実践
公益財団法人テクノエイド協会の公開情報をもとに、現場で起こりやすいヒヤリハットをシーン別に解説します。事例の概要・分析・再発防止策の順で、現場で活かせるポイントを分かりやすくまとめました。
1. 移乗時におけるヒヤリハット事例
移乗介助は、職員なら誰しもヒヤッとした経験があるのではないでしょうか。スライディングボードによる事例です。※参考事例はこちら
【事例の概要】
スライディングボードの設置位置が悪く、利用者がすべり落ちそうになりました。
【分析】
スライディングボードの特性理解不足と、車いすとベッドの高さ調整の未実施が原因といえます。多忙な業務の中での手順の省きが要因です。