「毎日一生懸命なのにヒヤリハットが減らない」とため息をついていませんか。
本連載では、介護現場の安全を守るリスクマネジメントをテーマに3回に分けてお送りします。第1回の本記事では基本的な考え方や実践ステップを解説しますので、職場づくりにお役立ていただければ幸いです。
介護現場におけるリスクマネジメントとは?意味と目的を簡単に解説
介護現場のリスクマネジメントは、単なる事故防止や誰かの責任追及だけが目的ではありません。利用者の尊厳や自分らしい生活を支えるケアを行うために不可欠な取り組みの一つです。
介護事故には「対策で防げる事故」と「不可抗力による事故」の2種類が存在します。仕組みの力で防げる事故を徹底的に防ぐ姿勢が大切です。また、事故を予防する体制づくりから発生時の対処、再発防止策や未然防止策の検討まで、一貫した仕組みを現場全体で構築することが求められます。
介護現場でリスクマネジメントに取り組む4つのメリット
リスクマネジメントの徹底は、リーダーや経営者がチームを守るための大きな力となります。具体的には以下の4つのメリットが得られます。
・利用者の事故防止
・介護サービスの品質向上
・職員の保護と離職防止
・法的リスクの回避