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【川澄 弘喜氏コラム】
「介護におけるICT導入時の課題」 後編・まとめ

【川澄 弘喜氏コラム】「介護におけるICT導入時の課題」 後編・まとめ

川澄 弘喜氏コラム〈後編〉

川澄 弘喜(かわすみ ひろき)

多摩大学大学院 医療・介護ソリューション研究所
介護保険施設 運営・経営アドバイザー

介護保険施行前より、特養施設長から地域包括支援センター管理者、介護保険施行後は、介護老人福祉施設、居宅介護事業所の管理者を従事しながら旧ヘルパー講習、認知症介護研修、ケアマネ更新研修等の講師を担当し、東京都第3者評価者、一般企業など介護保険事業以外でも幅広く、経験を積み続けている。

介護におけるICTの活用方法

 介護におけるICT導入の経過は、令和に入り、環境整備の補助により、介護保険事業所に参入されている。厚生労働省「ICT補助事業報告」によると、令和元年、15県406事業所が導入。令和3年ほぼ全都道府県にて5,371事業所が導入と普及率は10倍以上となっている。
厚生労働省「ICT導入支援事業 令和3年度 導入効果報告取りまとめ」によると、ICTの活用方法として、使用例が多い機能(使用率80% 以上)は 次の7つであった。