テクノロジー委員会から「生産性向上委員会」へ
「テクノロジー委員会」の活躍は、他のICT投資にもつながりましたか?
そうですね。座った状態から車いすへ、車いすからトイレ誘導など、移乗や移動をサポートする移乗ロボットHugがあります。ちょっと大柄のご利用者さんだと、1人では難しく、2人での介助になる。特に夜間の勤務帯では2人で、というのが厳しくなって、2人揃うまではこの方をケアできない、トレイに連れていくことができない、というような状態になっていたのですが、この移乗ロボットHugを使えば1人で介助して移乗できるようになりました。
どのタイミングでケアが必要になるか、突発的なことも多いですからね…、これは大きい。
ご利用者さんも、職員が抱え込むより移乗ロボットHugに身を預けていただく方が、体に筋緊張が走ることもなく、いいみたいですね。「ちょっとあの機械持ってきて!」って、ご利用者さんの方から言われたりします。
これまで2人必要だったものが1人になる、他の業務やケアの時間にあてられるようになる、こういった導入は単純な業務効率改善だけではなく、今後は「生産性の向上」というような視点も必要になると感じています。