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研修で使える便利なダウンロード資料付き【菊地 雅洋氏コラム】エンディングをデザインする人生会議〈3/3〉

研修で使える便利なダウンロード資料付き【菊地 雅洋氏コラム】エンディングをデザインする人生会議〈3/3〉

菊地 雅洋氏コラム〈3/3〉ダウンロード資料付き

菊地 雅洋(きくち まさひろ)

北海道介護福祉道場あかい花 代表
社会福祉士

社会福祉士、介護支援専門員等の資格を保有し、『人を語らずして介護を語るな 』 シリーズ等の著者として知られる。
そのほか多数の著書を出版しており、最新の 「きみの介護に根拠はあるか~本物の科学的介護とは」 も人気が高い。

ブログで介護関係の最新情報や持論を公開しており閲覧者数が多数。

リビングウイルの支援という視点

利用者が意思表示できない場合の、「意思推定」における相談援助職をはじめとした介護関係者の代弁機能もより重要となる。日ごろの関わりの中から、どのような思いを持った利用者であるのかを、チーム全体に知らしめる役割も積極的に求められるだろう。そうであれば在宅で介護支援を受ける利用者にとって、居宅介護支援事業所の介護支援専門員の役割は非常に重要だと言ってよい。なぜなら居宅ケアマネは、かかりつけ医師を持たない利用者に関わるケースが多いからである。持病である慢性疾患の治療のための処方は受けているが、人生会議を行うことを支援してくれる医療関係者がいない利用者にとって、居宅ケアマネが人生会議の実施支援の役割を積極的に担って、家族間で自分や家族が、人生の最終段階において、どこで・誰と・どのように過ごしたいのかということを確認し合えるように、リビングウイルの支援が求められてくるのだということを自覚してほしい。